相変わらず雑記

最近はダイエットを中心に書いています

サンフランシスコに行ってきた

結構前、夏真っ盛りのことになってしまうのだけれど、用事があってサンフランシスコに行ってきた。その時のことを断片的に書いていきたいと思う。

気候を舐めていた

特に、今年の日本は暑かったこともあり、サンフランシスコもものすごい暑いだろうと、タカをくくっていました。しかし、舐めていました、ごめんなさい。空港に到着するなり、少し涼しく感じた。コーディネーターのおっちゃんが、今日は結構暑いほうですね、と長袖で言っていたのが印象的だった。案の定、夕方には結構寒くなってきて、半袖では凍死、少なくとも風邪を引くと思い、ホテル近くのH&Mでやっすい長袖を購入。日本のH&Mにも行ったことがないのに、まさかサンフランシスコのH&Mが初めてになろうとは。。。

悲しい気持ちで食べた麺類

サンフランシスコには、全米最大級のチャイナタウンが存在している。チャイナタウンと言ったら、美味しい食事だろうと思い、ガイドブック片手に店を探す。

しかし、どこに入ろうとしても、家族連れだったり、仕事の仲間と来ていたり、とテーブルが賑やかなので一人で入る勇気が出ず、カウンターのある店に入った。ガイドブックにも載っていたし、味もそこそこだろうと思ったのだ。メニューをみると、ワンタンだけとワンタン&麺が同じ値段だったので、まよわずワンタン&麺を注文。この選択が悲劇になるとは思いもしなかった。

早速、ワンタンと麺が入ったものが運ばれてきた。スープ良し、ワンタン良しと、これは美味いと思った。特にワンタンは、肉が凝縮されていて、エビがぷりっとしており、味付けも完璧。今まで食べたワンタンの中でダントツでトップの美味しさだった。そして、麺へと箸を伸ばす。

ずいぶんと細い麺だ。こんな物なのだろう。しかし、口に入れた瞬間、これはヤバい味だと感じた。ものすごく粉っぽく、しかも弾力が全くなく、味も薄く(スープが絶妙な薄さなのかもしれない)て、とてもじゃないけれど食べられる麺ではなかった。というか、日本人の口には絶対に合わないだろう。

朝昼晩、ラーメンや麺類でも大丈夫と思っている無類の麺好きの僕もこれには参った。ただ、やはり、残すのはもったいないし、お店の人には悪いと思い、無心で食べ続けた。しかし、無心で食べ続けることは許されず、途中吐きそうになりながら、麺を飲み込んでいった。半分ぐらい食べた所で、限界点をあっけなく突き抜け、残すことにした。あんな悲しい気持ちで麺類を食べたのは初めてだった。


ケーブルカー

サンフランシスコは、世界的な観光地(シリコンバレーに近い都市というぐらいしか知識がなかった)らしく、観光客がたくさんいた。特にケーブルカーは超人気で、始発の停留所では、どれだけ人が並んでいるんだって言うぐらい人が並んでおり、ケーブルカーの方向転換機の周りを回りに回って、反対側の歩道にもびっしり並んでいた。ケーブルカーは乗りたいなと思っていた(気持ちよさそうだし)のだけれど、この列に見て気持ちは萎えてしまった。

しかし、別の日に朝早くホテルを出て、ケーブルカーのところを通り過ぎると、人がほとんど並んでおらず、しかもすぐに出発しそうだったので、乗ってみることにした。

サンフランシスコは坂が多い。短い距離で、思いっきり昇って下ることもけっこうある。坂道発進とかマニュアルだと面倒だなと、京都の西大路通りで教習を受けていた時のことを思い出す。しかし、この坂をケーブルカーでグーンと昇り、下る。これがものすごく気持ちよかった。



ディムサム

さきほどの麺類では失敗してしまったが、やはりディムサム(飲茶)を食べてないと帰れないと思い、地元の人に美味いディムサムを食べさせてくれるところを紹介してもらった。ガイドブックに載っていたので、時間をチェックして開店時間に合わせて向かう。ただ、店でゆっくりする時間がなかったのでどうしようかなと思っていたところ、テイクアウトができるらしいので、テイクアウトにしてもらった。ホテルに戻って、準備をしながら食らう。ちょっと冷めてしまったけれど、味は最高でした。今度はゆっくり食べたい。


ツインピークスベイブリッジ

何もやることがない夜は、一人でいると本当に暇なので、夜景ツアーに申し込んだ。ツインピークスベイブリッジから夜景を見ようというツアーである。安かったのも理由。まずはツインピークスから、車で住宅街を通っていくのだけれど、100年以上前に建てられたビクトリアンハウスが、すごく綺麗だった。こういう家に住んでみたいけれど、ものすごく高いらしい。

さて、ツインピークス山頂。霧がかかっているか心配だったけれど、そんなことはなく、町並みがくっきり見えてまさに絶景なり。こういった風景はいいですねえ。しかし、風が強すぎて寒かった。

次はベイブリッジ。また、ビクトリアンハウスの住宅を通る。三種類ぐらいあるらしく、運転手のおっちゃんが詳しく説明してくれた。

ベイブリッジ到着。ここも風が強い。。。しかし、やはり綺麗である。運転手のおっちゃんが、次のあの辺でファーマーズマーケットがあるよと教えてくれた以外、あんまり覚えていない。


その他

写真でお楽しみください。








「イヴの時間」のイベントに行って来た

今日、秋葉原に行った元々の目的は、iPhone4を買うことだった。しかし、予約しないとダメだとか言われ、買えなかったので、ぼーっと秋葉原西側を1年半ぶりぐらいにうろついていたら、「イヴの時間」受付は8F、と看板?に書いてあったので入ってみました。

20100731122731

イヴの時間」は、実は先日のニコニコ生放送で初めて見た(ええ、泣けました(ノД`)゜)。アニメもあんまりみる方ではないので、こういったイベントも初めて参加してみたのだけれど(声優さんを生で見たのも初めて)、面白かったです。僕含め、2人以外は参加者全員(60人ぐらい?)が劇場版を見ているようで、その時だけは完全アウェーな気分で、スパイとして潜り込んでいる気分でした。

イヴの時間」は設定がかなり作り込まれているようで、イヴの時間の2階の奥に部屋があるとか、使われなかった設定がたくさんあるそうです。というか、ストーリーや設定を見てみると、サイドストーリーとかむっちゃ作れそうな感じです。

トークイベントの後、監督と2、3分お話をさせてもらったのですが、あんまりアニメを見ていない人にも見て欲しいそうです。「イヴの時間」はアニメをあんまり見ない人でも面白いと思います。金曜ロードショーで流して欲しいです^^

イヴレンド(劇中に出てくるコーヒーをモデルとしたコーヒー)も4杯飲みました。会場がネカフェで、ソフトクリームがタダだったので、コーヒーフロートにし、バニラシロップをかけてさらに1杯。スタバの様な味になったw

20100731124832

劇場版も買おうと思います。封を開けていないPS3を、この機会に開けてみよう。

「イヴの時間 劇場版」 [Blu-ray]

「イヴの時間 劇場版」 [Blu-ray]

神の雫24巻

発売されていたのを気付かず、結構月日が経ってしまった。

この巻の「神の雫」は、メドックが舞台となっていて、メドックマラソンのコースを主人公が巡ると言うストーリー。このマラソンコース上にあるシャトー、ワイナリーが多数登場し、さらに紹介されるワインの数も他の巻に比べて多いように感じる。

この地区は、有名な格付けされたワイン達でも有名で、シャトー・マルゴーなどはワインに詳しくない人でも、名前ぐらいは聞いたことがあるだろうと思う。

この漫画は、やはり独特の表現がされていて、この表現をみてしまうとワインを飲みたくなってしまう。全部飲んでみたいけれども、その中でも気になったワインとその表現を簡単に書き出してみる。

・シャトー・ポンテ・カネ:宝塚の舞台
・クロ・デュ・マルキ:調和のとれたマリンバの音
・ローラ・カンボン・ラ・プルーズ:いずれ貴婦人になる少女


神の雫(24) (モーニングKC)

神の雫(24) (モーニングKC)

2014年サッカー日本代表予想

W杯が終わったばかりですが、2014年の日本代表のメンバーを予想してみたいと思います。所属は現所属です。※多分に自分の好みが反映されており、かなり偏っています。そのためクレームは受け付けません。適当に流してみていただければと思います。この選手とかいいんじゃないというコメントはぜひ。ちなみに順番は適当で、特に意味はありません。

【GK】
川島永嗣(リールセSKベルギー)
林彰洋(ROCシャルルロワ=マルシェンヌ、ベルギー3部)
西川周作(サンフレッチェ広島)

【DF】
田中マルクス闘莉王(名古屋グランパス)
岩政大樹(鹿島アントラーズ)
吉田麻也(VVVフェンロ、オランダ)
長友佑都(ACチェゼーナ、イタリア)※正式契約はまだ
内田篤人(シャルケ04、ドイツ)
木村光佑(コロラドラピッズ、アメリカ)
駒野友一(ジュビロ磐田)

【MF】
阿部勇樹(浦和レッズ)
長谷部誠(ボルフスブルク、ドイツ)
松井大輔(グルノーブルフット、フランス)
本田圭佑(CSKAモスクワ、ロシア)
瀬戸貴幸(アストラ・プロイェシュティ、ルーマニア)
遠藤保仁(ガンバ大阪)
香川真司(ドルトムント、ドイツ)

【FW】
平山相太(FC東京)
前田遼一(ジュビロ磐田)
渡邉千真(横浜FM)
森本貴幸(カターニア、イタリア)
大迫勇也(鹿島アントラーズ)
三浦知良(横浜FC)

MFに人材がかなり集まっていて、他にもいい選手がたくさんいます。どういうサッカーをするかでかなりメンバーが変わってくる感じがします。果たして、予想が当たるのか、かすりもしないのか、4年間楽しみにしながら日本代表を応援したいと思います。

ACチェゼーナ

長友がイタリアセリエAACチェゼーナ行きでほぼ合意したという。いい選択だと思う。無理に有名なクラブに行くよりは、出場機会がほぼ約束されるクラブに行って、腕を磨いた方がいいと思う。中田英寿も、最初はペルージャという昇格したばかりのクラブに行ったので、そういった点から見てもいい選択だ。

ACチェゼーナはほとんどの人が、聞いたことのないクラブであるけれども、あるサッカー漫画のファンの人にはピンとくるクラブだ。「ファンタジスタ」という漫画の、ACミランのプリマヴェーラ編で主要人物として出てくる「味方殺しのトト」の出身クラブである。非常にいい漫画です。

この漫画、最終的にU-23日本代表が五輪で優勝するというストーリーだけれども、日本のサッカーが世界の強豪に仲間入りするには、この年代の強化とオリンピックでの優勝と言った様な実績が必要になってくると思う。1999年のワールドユース(現U-20W杯)準優勝のように、A代表のW杯優勝はまだ無理だとしても、このU-23代表が五輪で優勝するのは必ずしも不可能ではないと思う。U-20とU-23の間と言うのは、最も差がつきやすい年齢だと思うけれど、ここでなんとか世界の基準に食いついていかないと、W杯ベスト4も最終目標である優勝も難しいのではないかと感じる。

ファンタジスタ 13 (小学館文庫 くG 13)

ファンタジスタ 13 (小学館文庫 くG 13)

iPhoneアプリ勉強会第2回に行って来た

今日は、銀座アップルストアで19時から開催されたAppBank主催のiPhoneアプリ勉強会の第2回に行ってきた。前回、行きそびれたので今回はと思っていたが、告知の所に30分前には席が埋まってしまうと書いてあったので、1時間前には到着するよう出発し、席を確保できた。ただ、告知にあったように30分前には席が埋まり、立ち見の人が出ていた。

浅田さんの講演

今回の勉強会は、i文庫などを開発したNagisaWorksの浅田さんをゲストに対談形式で進められた。i文庫はランキングで、iPad版などで1位を獲るなど、またiPhone版でも常に上位に顔を出すなどかなり有名なアプリだ。

出発する時に慌ててしまったのか、メモを持ってくるのを忘れたので、メモどうしようと思ったけれど、急いでiPhoneに入っているアプリを見た所、ダウンロード以来全く使っていない、ZeptoLinerが入っているのに気付いた。これでメモを取ろうと思い、始まるまでの時間、ひたすらZeptoLinerをいじくり、最初に前方にあるスクリーンの内容から、話されるであろう内容を推測しアウトラインを作って望んだ。

講演ではなく、対談形式であったのでアウトラインはあっけなく無駄になり、対談を聴きながら、ひたすら浅田さんの話をiPhoneで打ちまくった。しかし、おそらく紙に書くよりも、そして(持っていないけれど)iPadでメモを打つよりも、iPhoneで文字を一心不乱に打ちまくった方が速いと言うことに気付き、ほぼ話を入力することができた。対談形式だったので、箇条書きで書いていくことにする。

・i文庫を作ろうとしたきっかけは、明朝体を表示できるものがなかったから。芸術的思考からまとめていき、日本語の表示として美しいものを追求。デザイン作成自体は、デザイナーにやってもらったが、大まかなデザインは自分で決め、なんどかやり直してもらった。
・UIデザインの方にはかなりこだわっている。画面をシンプルに、フィーリングというところをかなり重視している。
・値段の付け方について、ちょっと高いと思っているが、後の開発者のやる気を削ぎたくないと思い、この値段にした。115円だったら、作る気が失せてしまうと思った。競合のアプリの値段については、何となくみている。
・アプリに関わっているのは二名。もう一人は、HPのデザインを担当してもらっている。実質一名でやりくりしている。デザインは上記のように外注。元々生産管理のプログラムをやっていた。費やしている時間としては、最近はアプリに割く時間が多いが、それ以外と半々ぐらいが理想。ちゃんと寝ている。
iPad版については、iPadの大きさに段ボールを切り取り、プリントアウトして貼って色々と回してみたりした。UI的な悩みもあったし、メモリも足りるのかわからなかった。こんなフィーリングになるんだろうと、妄想で作った。
・アップデートは怖い。実験的に入れてみた新しい機能に特にバグが発生しないか。新しい機能のレビューが多くなるが、それまでのユーザーのレビューがクリアされてしまうので、新しい機能にバグがあると使えないというレビューが多くなる。アップデートで第一に考えるのは、不具合の修正。その上で新しい機能を入れる。新しい機能を入れるといった攻めのアップデートを行った時には、もう一度AppBankに取り上げて欲しい。アップデートは緊急のバグ以外は、2ヶ月ぐらいが理想。
・同じジャンルのアプリは見ているが、あんまり意識はしていない。
・高いカスタマー評価を維持するには、やることをしっかりやっていくことが大事。使ってもらっている以上は、しっかりやっている。特に広報的なことはできていないから、ランキングで一位を獲った時などは、結果的になったとしか言えない。
・普段から読むのも、紙の本を意識して作った。本を見て、レイアウトの癖、紙の小説を捲りながらやっていた。
・次のアプリは考えていない。まだまだ盛り込み多機能がたくさんある。
・出版社のエゴのために外販と言うのは全く考えていない。ユーザーが満足してくれないと意味がない。ダイアモンド社の様な姿勢はいいと思う。ただ、人が足らない。
・モチベーションを維持する秘訣は、楽しいかどうかだと思う。いやいややっていても続かない。

浅田さんの話を聞いていて思ったのは、トコトンやって自分が納得できるものを作ったことが、大ヒットにつながっているんだなと思った。それでも、まだ理想から6、7割というから、どんな風になっていくのか楽しみです。非常にいい講演でした。※間違っている所があったら、コメントいただけると助かります。

本当はその後のオフ会にも顔を出したかったのですが、お金がなかったので断念、、><

シールを貼ってもらう

一昨日から、AppBankのシールをはるという「はりましょう2010!」キャンペーンが始まったようで、講演後早速貼ってもらった。

はりましょう2010!: 俺たちは駆け巡る!1000枚のシールを皆様へ!日本一周!

@kazuendさんしか、シールを貼れないということで、近くに座っていたので、早速と思ったら、すでに2、3人が待っている状態。しかし、条件をしっかりと満たしていたので、貼ってもらうことができた。どこに貼ってもらうか迷ったのですが、バルサケースの所に。


バルサ大好き

僕はFCバルセロナが大好きだ。@kazuendさんにも指摘されたのだけれど、iPhoneケースは去年の3冠の記念ケース。そして、マウスパッドもバルサ、キーリングもバルサ、3冠Tシャツも持っていて、そしてトレーニングシャツも持っている。これらは、去年の夏衝動買いしてしまったのでした。今の時期だと、来期のグッズが新しく出るのでオススメ。

FCバルセロナオフィシャルオンラインストア
http://www.fcbotiga.jp/

もっと見ていたかったチーム

昨夜のパラグアイとの試合で、今大会から去ることになったサッカー日本代表。どこでも言われていることであるけれども、正直大会が始まる前は、僕自身も全く期待していなかった。イングランド戦以降、いい試合をしていたと思ったけれど、やはり勝てなかったというのは、期待値に与える影響は大きい。

そんな中で、カメルーン戦以降、見違えるようにチームは変わっていった。守備的すぎて、攻撃が少ない、ボールポゼッションが極端に低いという批判はあるけれども、そういった批判も勝ってしまえば消えてしまうし、そういう批判をモノともしないぐらい日本の守備は輝いていたと思う。個々人の力では負けているとか、やはり見ていても他の国もすごいとは思うけれど、勝負なのでやはり勝つためにはというのを見据えて、集中していた日本代表は素晴らしいと思った。

このスタイルになる前は、中盤から崩していくというパスサッカーと、前からプレスをかけていくと言うスタイルだった。この戦法でも、去年9月のオランダ戦の前半のように、強豪と呼ばれる国の攻撃をかなり食い止めることができた。しかし、スタミナの問題、そして、攻撃ではやはりアジアでは通用しても、世界の強豪相手には通じなかった。

日本の世界的にみるポジションというのは、非常に難しい。アジアレベル、例えばアジア予選などを戦っているときなどは、今回日本がやった守備的なサッカーを相手がやってくる。それを日本はパスサッカーで崩し攻撃していく。しかし、アジアでは通用するサッカーが、世界では通用しない。そうすると、もう一つの今回のようなスタイルを作らなければならない。強ければ自分たちのスタイルを貫くことができるし、弱ければ弱いなりのサッカーで対抗することができる。そういった観点からみると、日本のポジションというのは、非常に難しい所にある。

岡田監督は、アジアレベルで通用したサッカーが世界レベルでも通用すると思っていたのだろう。しかし今年に入って、しかも直前まで試したけれど、いい成果が出なかった。そこで、今大会とった戦法を採らざるを得なくなった。ただこの転換を行ったことで、選手達がまとまったのではないかと思う。どういう話が出たのか、どういった作戦会議が行われたのか分からないけれども、指揮官が腹を括り、選手も腹を括ったようにみえた。

カメルーン戦以降、選手の必死さが光っていたと思う。カバーし合い、相手とぶつかり合っていた。そしてチームとしてまとまっていた。チームの一体感も見ているものに訴えかけてくるような、そう去年のWBC日本代表のように、そういった一体感を感じることができた。

ただ、惜しむらくは、グループリーグで南米のチームと対戦することができなかったことだ。それぐらい、昨日の試合はグループリーグで戦った相手とは違っていた。とりわけ際立っていたのが、セカンドボールの処理。セカンドボールを拾うことが守備的なスタイルでの生命線と言っていいほど、重要なことであるけれども、後半途中までほとんどパラグアイにセカンドボールを独占されていた。献身的な守備、川島の的確な判断のおかげで、失点することは防いでいたけれども、いつゴールを決められてもおかしくない状況だったと思う。その点において、グループリーグの相手よりも、オランダよりも、パラグアイは別格であった。

後半途中からは、パラグアイにも疲れが見え始めてきたのか、日本もセカンドボールを拾える様になってきた。相手もより攻撃的なスタイルにチェンジしてきたこともあって、日本も中村憲剛を入れて攻撃的なスタイル、大会前までやろうとしていたスタイル(多少違うけれど)にシフトチェンジした。相手が疲れていることもあり、中村憲剛がパスを散らして、相手のゴールにドンドン迫っていった。もう少し、その間の連携が築けていたら、もっといいチャンスが生まれていたと思う。この後半から延長までの時間は、新しい可能性を示していたと思う。

そして、PK戦PK戦は、本当に運なので仕方ないと思う。どんな名手であってもPKを外してしまうこともある。しょうがない。PKで敗戦が決まってしまったというのは、ものすごく不本意であるけれども、感動をありがとうと言いたいと思う。ただ、もっと今のサッカー日本代表を見ていたかったし感じていたかったし、どこまで進化することができるのか見てみたかった。また、日本vsスペインという、考えられうる最高のカードを見てみたかったと思う。それだけが悔しい。