iPhoneアプリ勉強会第2回に行って来た
今日は、銀座アップルストアで19時から開催されたAppBank主催のiPhoneアプリ勉強会の第2回に行ってきた。前回、行きそびれたので今回はと思っていたが、告知の所に30分前には席が埋まってしまうと書いてあったので、1時間前には到着するよう出発し、席を確保できた。ただ、告知にあったように30分前には席が埋まり、立ち見の人が出ていた。
浅田さんの講演
今回の勉強会は、i文庫などを開発したNagisaWorksの浅田さんをゲストに対談形式で進められた。i文庫はランキングで、iPad版などで1位を獲るなど、またiPhone版でも常に上位に顔を出すなどかなり有名なアプリだ。
出発する時に慌ててしまったのか、メモを持ってくるのを忘れたので、メモどうしようと思ったけれど、急いでiPhoneに入っているアプリを見た所、ダウンロード以来全く使っていない、ZeptoLinerが入っているのに気付いた。これでメモを取ろうと思い、始まるまでの時間、ひたすらZeptoLinerをいじくり、最初に前方にあるスクリーンの内容から、話されるであろう内容を推測しアウトラインを作って望んだ。
講演ではなく、対談形式であったのでアウトラインはあっけなく無駄になり、対談を聴きながら、ひたすら浅田さんの話をiPhoneで打ちまくった。しかし、おそらく紙に書くよりも、そして(持っていないけれど)iPadでメモを打つよりも、iPhoneで文字を一心不乱に打ちまくった方が速いと言うことに気付き、ほぼ話を入力することができた。対談形式だったので、箇条書きで書いていくことにする。
・i文庫を作ろうとしたきっかけは、明朝体を表示できるものがなかったから。芸術的思考からまとめていき、日本語の表示として美しいものを追求。デザイン作成自体は、デザイナーにやってもらったが、大まかなデザインは自分で決め、なんどかやり直してもらった。
・UIデザインの方にはかなりこだわっている。画面をシンプルに、フィーリングというところをかなり重視している。
・値段の付け方について、ちょっと高いと思っているが、後の開発者のやる気を削ぎたくないと思い、この値段にした。115円だったら、作る気が失せてしまうと思った。競合のアプリの値段については、何となくみている。
・アプリに関わっているのは二名。もう一人は、HPのデザインを担当してもらっている。実質一名でやりくりしている。デザインは上記のように外注。元々生産管理のプログラムをやっていた。費やしている時間としては、最近はアプリに割く時間が多いが、それ以外と半々ぐらいが理想。ちゃんと寝ている。
・iPad版については、iPadの大きさに段ボールを切り取り、プリントアウトして貼って色々と回してみたりした。UI的な悩みもあったし、メモリも足りるのかわからなかった。こんなフィーリングになるんだろうと、妄想で作った。
・アップデートは怖い。実験的に入れてみた新しい機能に特にバグが発生しないか。新しい機能のレビューが多くなるが、それまでのユーザーのレビューがクリアされてしまうので、新しい機能にバグがあると使えないというレビューが多くなる。アップデートで第一に考えるのは、不具合の修正。その上で新しい機能を入れる。新しい機能を入れるといった攻めのアップデートを行った時には、もう一度AppBankに取り上げて欲しい。アップデートは緊急のバグ以外は、2ヶ月ぐらいが理想。
・同じジャンルのアプリは見ているが、あんまり意識はしていない。
・高いカスタマー評価を維持するには、やることをしっかりやっていくことが大事。使ってもらっている以上は、しっかりやっている。特に広報的なことはできていないから、ランキングで一位を獲った時などは、結果的になったとしか言えない。
・普段から読むのも、紙の本を意識して作った。本を見て、レイアウトの癖、紙の小説を捲りながらやっていた。
・次のアプリは考えていない。まだまだ盛り込み多機能がたくさんある。
・出版社のエゴのために外販と言うのは全く考えていない。ユーザーが満足してくれないと意味がない。ダイアモンド社の様な姿勢はいいと思う。ただ、人が足らない。
・モチベーションを維持する秘訣は、楽しいかどうかだと思う。いやいややっていても続かない。
浅田さんの話を聞いていて思ったのは、トコトンやって自分が納得できるものを作ったことが、大ヒットにつながっているんだなと思った。それでも、まだ理想から6、7割というから、どんな風になっていくのか楽しみです。非常にいい講演でした。※間違っている所があったら、コメントいただけると助かります。
本当はその後のオフ会にも顔を出したかったのですが、お金がなかったので断念、、><
シールを貼ってもらう
一昨日から、AppBankのシールをはるという「はりましょう2010!」キャンペーンが始まったようで、講演後早速貼ってもらった。
はりましょう2010!: 俺たちは駆け巡る!1000枚のシールを皆様へ!日本一周!
@kazuendさんしか、シールを貼れないということで、近くに座っていたので、早速と思ったら、すでに2、3人が待っている状態。しかし、条件をしっかりと満たしていたので、貼ってもらうことができた。どこに貼ってもらうか迷ったのですが、バルサケースの所に。