興味を抱かせる

興味のない人に、興味を持ってもらって、話を聞いてもらうのは難しい。

先日、僕はそのような体験をした。そして、やはり話を聞いてもらうことはできなかった。

話を聞いてもらうというのは、いくつか条件があると思う。少し整理してみよう。一つ目は、やはり興味を持っているかどうかであろう。聞き手が興味を持っている、もしくは得意としているものに関しては、やはり話を聞いてもらえる。二つ目は、珍しいということ。例えば、ユダヤ人と結婚してイスラエルで暮らしています。シリアに行っています。僕らが普段過ごしているのとはかけ離れた環境や経験をしている人の話というのは少なからず、何なのということになる。三つ目、お互いが知り合い、友達、先輩後輩などの場合。聞き手は、興味を持っていようとなかろうと、ある程度は聞いてくれる(もしくは聞かなければならない)。他には、仕事上の付き合い、キャラなどであろうか。

そう考えると、飛び込み営業をやっている人ってすごいなあと思う。いきなり行って、話を聞いてもらうのがどんなに大変かわかっている。そしてどうやったら聞いてもらえるかというノウハウを持っている人たちであろう。

先日、土井さんのセミナーに出た時の平川さんがよい例である。みんな土井さんの話を聞きにきているのに、あまり知らないゲスト登場。最初は、場の空気が固かったが、次第に参加している人たちを引き込み、爆笑させる。つかみ所などわかっている人がなせる業である。色々と勉強になるし、勉強せなあかんなと思いました。