相変わらず雑記

最近はダイエットを中心に書いています

今日のプロダクト

携帯版R25に毎日連載されている「今日のプロダクト」と言うのをご存知だろうか。ある年のその月、もしくは日に発売された懐かしの一品を紹介している記事である。

この記事は、ただ懐かしいだけではなく、当時の国家公務員の初任給、銭湯、国鉄入場料、米10kgの値段がおまけでついている。ここをみると、昔、高度成長期などの物価上昇率が分かるというものだ。

これによると、60年代、70年代どれだけ日本がイケイケで、活気に溢れていたのかがわかる。例えば、1972年の国家公務員の初任給は、わずか4万7200円だったのが、4年後の76年には8万6000円にアップしている。わずか4年で2倍弱。驚異的なのは言うまでもない。銭湯の代金に至っては、3倍弱跳ね上がっている。恐ろしいものである。

ちなみに、バブル崩壊後を挟んだ時期を比較してみると、90年の公務員の初任給が15万7300円、2005年の初任給が17万9800円である。15年間で、2万円強。今の経済成長はおそらくこんなものなのであろう。公務員の初任給とは違い、銭湯の代金は堅調に上昇傾向が続いている。

今は、アジアが当時の日本のようにイケイケの状態だ。このような状況を見ていると、おそらく日本人はやばいと思ってしまう。しかし、30、40年前にはアメリカやヨーロッパなど、当時の先進国が日本に対して抱いていたものを今は僕らが他のアジア諸国に対して抱いているだけのことである。当時の日本は、今のような国際的な常識もなかっただろうし(例えば金融ビッグバンが10年ほど前だと言うことを考えればすぐに分かる)、アジアのマナーが悪いと言ってもだんだんとよくなってくると思われるし、世界情勢、パワーバランスも大きく変わるとともに、台頭してくる国々の意識も変わってくると思われる。と、中途半端に言いっ放しにしつつ、今日は退散。