相変わらず雑記

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ルーマニアリーグで戦っている日本人

流通経済大学の林選手が、ルーマニアリーグのチームと契約したという報道がされているが、このルーマニアリーグ、UEFAのリーグランキングは結構高い。昨季まで中村俊輔選手が所属していたスコットランドプレミアリーグよりもランキングが高く(9-10年のリーグランキングはオランダよりも高い)、2位までにはチャンピオンズリーグ(CL)、5位まではヨーロッパリーグに出場することができるチャンスがある。ちなみに昨季2位だったティミショアラは、昨日のCL予備選3回戦で昨季UEFA杯(今季のEL)優勝のシャフタル・ドネツクに勝ち、本戦出場のためのプレーオフに進出していることからもリーグランキングの高さが伺える。

ルーマニアリーグには、前述の林選手の他に(下部リーグ含めて)何人か日本人選手がいる*1。その中でも、今年Liga 1(1部)に昇格したFC Astra Ploiestiに所属している瀬戸貴幸選手に注目している。彼は、Jのクラブを経ずにルーマニアにわたり、2007-2008シーズンから当時3部リーグ所属だったPloiestiに入団した。このチームは、わずか2年でLiga 1に昇格し、先週、瀬戸選手はこのチームでLiga 1デビューを飾っている(ちなみに日本で例えると、JFLに昇格したばかりのチーム(準会員)が、1年でJ2に昇格して、翌年J2上位でJ1に昇格するぐらいすごいこと。戦力が大幅に変わるであろう中で生え抜きで残っているのはすごい)。

Jチームに所属せずに、欧州へ渡り、(ランキングは高いけれど)日本ではあまり知られていないリーグの3部からプロのキャリアを始めて、わずか2年で1部昇格したチームで生え抜きで残っているというエピソードはすごく心が打たれます。これからも頑張って、CLやELの出場のチャンスをつかんでほしいし、日本代表も目指して欲しいなあと思います。

瀬戸選手の活躍が、Jクラブでエリートという道を経ずに、下部リーグからプロキャリアを始めて、欧州のトップリーグでプロとしてやっていけるという新しいルートが形成されて、後のサッカー選手の道標になるだろう。

僕自身はサッカーはしないけれども、将来的に本気でサッカー業界で働きたいなあと、最近思うようになった。

*1:追記、林選手は移籍し、どうやら現在は瀬戸選手のみのようである