相変わらず雑記

最近はダイエットを中心に書いています

DSとPSPと市場

先日、THE21という雑誌に、梅田望夫さんと任天堂の岩田社長の対談が載っていたので読んでみた。その感想は、ひとまず置いておこう。

今日のエントリは、任天堂について書いていきたい。

今のゲーム業界では、任天堂の一人勝ちと言われている。DSがヒットし、Wiiも好調。それを、ソニーマイクロソフトが追っている構図だ。

しかし、3、4年前までは、決してそんなことはなかった。まだ、DSも出ていなかったし、やはりPS2が強かった。株価を見てみるとその変化がよくわかる。任天堂の9/21の株価は57400円*1であるが、3、4年前の株価は1万円前後である。株価の上昇は、2006年頃から始まっているが、DSに人気が集中し始めた時期と重なっている感じがする。

DSの発売は、2004年12月である。ちょうど時期を同じくしてソニーPSPも発売された。

僕は当初、またソニーの勝ちだろうなと予想していた。2画面の意味がさっぱり分からなかったし、任天堂のゲームはやはりポケモンとか、子供向けのゲームというイメージがあった。そして、一方でPSPは、PSよりも性能がいいらしい。そして、音楽も聴けるし、メモリースティックに入れてしまえば、動画も見ることができる。

ところが、現在は今のような状況である。ちなみに、僕もPSPは持っていないが、DSは一年ぐらい前に買った(あんまりやっていないけれど)。

任天堂の成功でよく言われるのが、市場を拡大させたことだ。しかも、一部の市場の中では、ほぼ独占と言ってもいいのではないだろうか。市場を拡大させたというのは、今までゲームに興味のなかった女性やゲーム世代以前の年齢層である。最近、CMで見たが顔トレーニングなどはまさに女性をターゲットにしている。しかも、女性やゲーム世代以前の人たちが、他のハードに興味を持つかと言えばそうではないように思われるので、これらの市場においてはほぼ独占と言ってよいように感じる。

つまり、任天堂ソニーマイクロソフトと違う市場で勝負をしているのである。そしてあわよくば、今までのゲーム世代を取り込んでいこうという戦略も見え隠れする。それらの人たちに向けたソフトは増えてきているし、またドラゴンクエスト9がDSで発売されることから、勝負をかけてきている感じがする。

まだ書きたいことがたくさんあるので、続く(かも)。

*1:追記1:少し訂正