相変わらず雑記

最近はダイエットを中心に書いています

オランダを苦しめたものの

結局、後半総崩れをしてしまって、3対0で敗戦。前半は、誰が見ても明らかに日本が主導権を握っていた。前線からのプレッシャー、ボール奪取、連動しながらの波状攻撃、タレント揃いでヨーロッパで非常に強いと評判のオランダを翻弄していた。最近見た中でも一番と言っていいぐらいに、日本の選手は動いていた。最終予選でも記憶にないぐらいに、気合いが入っていたのだと思う。逆に、90分はもたないだろうということも、見ている人達が感じたことだろうと思う。そして、後半明らかにスタミナ切れで崩される場面が増え、最後の20分で3点を取られてしまった。

僕が見た感じによると、敗戦の原因は二つ。一つ目は、早い時間、と言ってもスタミナが切れる時間までに、点を奪うことができなかったと言うこと。二つ目は、ハイプレッシャーで連動する動きが、スタメンしかできなかったこと。この戦術における選手層の薄さが原因だ。

岡田監督は、90分この動きを保たないと戦えないと言っているが、正直そんな選手は世界中のどこに行ってもいないのではないかと思う。日本のトップ選手でも、60分ぐらいしか持たなかった。それも、スタメン以外の選手にはできなかった。それぐらい、日本の前半のハードワークと連動性はすごかった。あれを毎試合90分以上やるスタミナを付けられたら、ベスト4どころではなく、優勝の可能性すらあるのではないかと思う。90分やると言うのは、現実的ではなく、60分ぐらいしか持たない中で、残りの30分をどう戦って行くかが課題になるのではと思う。もちろん、効率のいいハードワークというものがあると思うけれども、W杯まで9ヶ月を切った中で、どこまで高められるのか疑問だ。

それに加えて、日本の弱点は得点能力の低さ。オランダのDFが、ゴールされるイメージはなかったと言っているように、やはりスピードなどに差があるなと見ていて思った。また、毎度のことながらミドルシュートが少ない。素人目からすると、もっとペナルティエリアの外から打っていいのではないかと思ってしまう。まあ、でも実際にサッカーをやっている人からすると、そんなに簡単ではないのだろう。では、スピードをカバーするための攻撃に関しての連動性は、パスワーク、ボールを運ぶことに関しては、高いけれども、フィニッシュと言うことに関しての連動性はそこまで高くなかったように思える。森本が入ったとしても、どうなるかはわからない(攻撃の選択肢は広がるかもしれないが、守りの連動性がマイナスになるかもしれない)。

ゲームの理想としては、早目に1点(できれば多く)を取って、要所でプレッシャーで抑えつつ、ボール回しで体力を回復させていくということがいいのではないかと思う。

前半は本当に見ていて面白かった。