伊藤直也さんと信念
今日あるフォーラムではてなの取締役の伊藤直也さんが講演された。
話の内容は、主に二つ。
１．はてなのこと
２．伊藤さん自身のこと
最初のはてなのことについては、近藤さんの本を読んでいたので、知っていることが多かった。しかし、現在働いている人から直接聞くのは少し違う面を知ることができた。というより、聞けば「ああ、そうだよな」と納得ができるものであるが、実際には、意外とできていないのが現状なのだろう。よく考えられている。
例えば、自作サーバーのこと。お金がないから、メーカー品が買えない。だから、自作サーバーを自分たちで作ろう。お金ができたから、高品質のメーカー品を買おう。普通の企業ならこう考えると思う。お金があるんだから、高品質の方がいいし、サーバーに人を割く余裕もないし…ということだ。しかし、なるべく技術を蓄積していきたいという思いを持って、今もサーバーを自作しているという。可能な限り自分たちで。なるほど。
二つ目の、伊藤さんの自身のお話。特に面白かったのは、「世界は変わっているけれど、コードで世界を作ることは変わらない」という信念。今は、真理かもしれないが、十数年後、数十年後、100年後は真理ではないかもしれない(もちろん、それは誰にもわからない)。でも、信念を持って仕事をされている。動いている。すごい。
以上、もしかしたら間違っているところがあるかもしれないけれど、僕が感じたこと。
今回のフォーラムは、伊藤さんだけでなく、他にも信念をもって仕事をされている人たちが多いなあと思った。そういった人たちに出会えたことに感謝です。
